座高円寺 劇場創造アカデミー 公開特別講義
“the stage as performer”
「パフォーマーとしての舞台/舞台美術を役者として扱う方法」
ドイツを拠点に世界各国で活動する劇団「ポストシアター」の主宰・ドラマトゥルクであるマックス・シューマッハ氏による特別レクチャーを開催します。

日時 2013年11月28日(木)19:00 - 21:00
会場 座・高円寺 地下3階 けいこ場2
(無料/定員50名程度)

ゲスト マックス・シューマッハ(ポストシアター主宰・ドラマトゥルク)
コーディネーター 飯名尚人(ダンス・アンド・メディア・ジャパン主宰)

※レクチャーは英語です。日本語通訳があります。 
通訳:アマンダ・ワデル(劇場創造アカデミー4期生)

お問合せ&お申込み
劇場創造アカデミー
TEL 03-3223-7500  
メール academy@theatre-koenji.jp(担当:安達)
★メールでお申し込みの際は、氏名、人数、連絡先(電話番号)をお伝え下さい


いかにして、舞台美術(舞台上の大道具・小道具)は、生き生きとした役者としての役割を担うか。舞台美術は、観客や役者をも動かし、映像メディアとステージデザインとの架け橋となります。ポストシアターの新作パフォーマンスの中で使われる舞台美術が、どのように役者の代わりとなって扱われているかを紹介します。
 「オルフェオとエウリディーチェ」では、役者たちは映像が映写された巨大なキューブを動かし、次々と変化する舞台空間を作り出します。「コーヒー」では、コーヒー豆のオブジェが拡声器として登場します。「不思議な国の私」では、バスタブや360度パノラマスクリーンなどを舞台セットとして、ユニークな空間を生み出し、「ライフネット」は、観客がスクリーンを持ち、映写の形を変化させていきます。このレクチャーでマックス・シューマッハ氏が、舞台作品における映像メディアや舞台美術の新しいアプローチを紹介してくれるでしょう。


■マックス・シューマッハ  
【posttheater 〔artistic director / dramaturge〕】
ベルリンHumboldt UniversityとニューヨークのNew York University(Tisch School of the Arts)パフォーマンス・スタディーズ学科で修士号習得。1998年にニューヨークでポスト・シアター・カンパニーを発足し、以降カンパニーアーティスティックディレクターとして数々の作品を演出、上演。 Brandenburg におけるフェスティヴァル、 Rohkunstbauでは2003年、2004年、2005年と、パフォーミング・アーツ部門のキュレーターを勤める。またレクチャーやワークショップの講師としても内外問わず活動している。2001年、Akademie Schloss Solitude Stuttgartフェロー。

■ポストシアター
メディアアーティストの棚橋洋子。建築家のマティアス・ボトガー。そしてドラマトゥルク&演出家のマックス・シューマッハを中心とする、演劇的要素とメディア・インスタレーション、パフォーマンスを融合させた演出が特徴のアーティスト・グループ。メディアを駆使しつつも、親しみやすさ、作品としての面白さを徹底追求し、メディアとドラマの可能性を追求する作品をさまざまな形で発表している。作品を作る過程での新しいコラボレーションの在り方や、アーティスト・ネットワークを築き、各国で活動し、地域性を取り入れたワークショップなどを意欲的に展開。シンガポール・アート・フェスティバル(シンガポール)、ベルリン国際ダンスフェスティバル(ドイツ)、ザグレブ国際ダンスフェスティバル(クロアチア)など各国の主要なフェスティバルに数多く出展している。