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モーフィング3

環境に自分がどう関わるか

「アフォーダンス」

環境に自分がどう関わるかという考え方の一つに「アフォーダンス」という考えがあります。Vol.3ではこの「アフォーダンス」をコンセプトに選んだ。
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「体」それだけでは自身の範囲を超えることができない。「服」が「体」と関わる事で、「体」を越えた動きが実現する。ダンサーには事前に服を渡し、服によって制限される動きや服があることで出来る動きを見つけてもらいパフォーマンスを制作していった。

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現実と非現実のギャップ

そしてパフォーマンスの様子はリアルタイムにビデオカメラでコンピューターに取り込まれ、その場でエフェクトをかけた映像になり、会場に映し出された。
目の前で行われている事が、全く違った形で映し出される。又は少し時間をおいて映し出される。現実と非現実のギャップ、時間のタイムラグが、時間芸術でもあるダンスパフォーマンスとなってあらわれる。

DSC_2376.jpg展示された服を触ると変化するインタラクティブ映像。

DSC_2364.jpgパフォーマンスの様子DSC_2358.jpgパフォーマンスの様子DSC_2329.jpg展示風景
morphing3a.jpgフライヤーmorphing3b.jpgフライヤー

information

コンセプト/衣装デザイン さとうみちよ
ディレクション/映像/サウンド 飯名尚人
パフォーマンス 武谷よう子 高木利果
スチール撮影 小池千寿
プロデュース gazaa
協力 Dance and Media Japan

[ 展示 ]
2008年11月2日(日) 13:00~20:00
2008年11月3日(月・祝) 13:00~18:00
[ パフォーマンス ]
2008年11月2日(日) 15:00 / 17:50
2008年11月3日(月・祝) 14:40 / 17:20
[ 会場 ]  横浜ザイム 

「Vody-act FESTIVAL」の中のプログラムとして出演しました。
Vody-act FESTIVAL
11月2日(日)~3日(月・祝)
協力:ZAIM
主催:Studio Dansage http://www.studiodansage.com/
企画・制作:Vody-act FESTIVAL 実行委員会
(杏奈・実行委員長、横田 愛、藤木りせ、藤浪麗美)


アフォーダンス

「~が出来る。~を与える。」等の意味を持つ英語のアフォード(afford)から米心理学者のジェームス・ギブソンが作った造語です。
アフォーダンスとは環境が動物(人)に提供する「~が出来る。」という価値の事です。環境とは、物体、物質、場所、事象などまさにあなたをぐるりと取り囲むすべての事です。
例えば椅子は「座る」事をアフォードします。服は「着る」事をアフォードします。服によっては「伸ばす」事をアフォードするかもしれません。
同じモノを見ても人によって全く異なるアフォーダンスを見つけます。何をピックアップし、何をピックアップしないか、個々人によって無限に存在するアフォーダンスはあなたの体と経験によるのです。