2005年9月、麻布大学国際コミュニケーション研究室とCSTJのメンバーは、タスマニアの現状を確かめるために10日間の現地調査ツアーを実施した。この報告会では、調査ツアーを通じてみた森林状況の《いま》を報告します。

オーストラリア連邦議会総選挙(2004年10月)の時、タスマニアの原生林伐採の問題は、全国的な争点のひとつでした。
2005年5月13日、スティックスに、ハワード首相とレノン、タスマニア州知事は肩を並べて立ち、「タスマニアン・コミュニティー・フォーレスト・アグリーメント」なる、超党派の森林保護策を発表しました。「アグリーメント」によりタスマニアの森林をめぐる対立の歴史は幕を閉じたのだ、という世論が形成されつつあるなかで、これを森林に対する「死刑宣告」と、断罪した活動家もいます。また、「アグリーメント」から除外された森林は、世界遺産登録地に隣接する森もふくめ、明日にでも林業公社による伐採計画が実施されてもおかしくない脅威のもとに依然と
して置かれたままです。
政策発表から四ヵ月後の2005年9月、麻布大学国際コミュニケーション研究室とCSTJのメンバーは、このような状況を実際に確かめるために10日間の現地調査ツアーを実施しました。
かれらがこのツアーで記録した映像とコトバをもとに、タスマニアの森林状況の《いま》を報告します。


[日時] 2006年1月14日(土) 15時開始 (17時終了予定)
[場所] 環境パートナーシップオフィス(EPO)会議室 
     渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F (地図:http://www.geic.or.jp/geic/intro/access.html


内容: ポスター展示、自主制作ビデオ上映、スライドショー
※会場ではウェルド渓谷の救済を訴える陳情書の署名活動なども行います(参加自由)

連絡先: 麻布大学環境政策学科原田研究室
E-mail haradaa@azabu-u.ac.jp
電話 042-754-7111(大学代表)

予約不要(先着60名まで)
参加費無料


どなたでもご参加いただけます。お気軽にお越しください。