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(配慮)と(デザイン)を巡る

特別
DO HEEJI



プロフィール

DO HEEJI
韓国
2020年に東京造形大学 デザイン学部 室内建築領域 入学。
2015年から2018年まで、4年間保育園と福祉センターにボランティア活動をしながら、自然に子ども環境やユニバーサル・デザインなどに興味を持つ。この興味を活かして現在酒匂ゼミで、非障害者と障害者のコミュニーケーション空間をテーマに研究している。

 
作品解説
 
 人が生きていく上でデザインは決して排除できない要素であり、より豊かな生活をするために環境をデザインしていく。しかし、私が楽で慣れていくこの環境が、誰かにとっては難しく不便な空間かも知れない。このような問題を解決するため、皆のためのデザイン、社会的弱者(老人、児童または障害者など)に配慮するデザインが登場した。それでは、皆のためのデザインとは何であり、社会的弱者に配慮するデザインは一体何であるか。
 
 社会的弱者のためのデザインという言葉を見ると無意識に固定観念を持っているかも知れない。瞬間的に私とは異っていると区分しまうことがあったと思う。そして、この異なっているという考えから、社会的弱者のために多くの環境を変えなければならない、または特別な空間・環境を作らなければならないと考えるかも知れない。あるいは、配慮しなければならない対象だと学んで来たのでその考えに捉われ、配慮しすぎてしまい逆に差別感を感じさせたかも知れない。
 
何故、社会的弱者が私と異なるという固定観念を持ち、区分してしまうのか。また、配慮する対象だと習ったが、何故どうやって配慮すればいいのかは何故学んでないのか。本当に私と社会的弱者に違いがあるのか。
 
 私はこの映画を通じて今まで持っていた固定観念、考えが変わることを願う。
 
 この映画は視覚障害者である八方さんの日常を描いたドキュメンタリー型映画である。 八方さんは触感と聴覚、記憶で生活する中で、周りの助けを少しずつ受けながら生きている。 外出する時は盲導犬(アイメイト)が目になり、買い物の時は物の位置が随時変わり、覚えにくいところでは職員の方が目になってくれる。しかし、すべての位置を知り、見慣れた家の中ではすべてを助けなしに自分の力でやり遂げる。
 
 どう見れば、八方さんと私には違いがないと言えるのでしょうか。私も慣れているところには何の助けもなく行動するが、初めて行ってみるところや探すものがないときは周りの助けを受ける。このことは八方さんが助けてもらうことと同じではないでしょう。
 
 それでは、八方さんのような社会的弱者のためのデザインとは何でしょう。もう一度考えて見る必要性がある。 


 
対談

”特殊”とは?

DO HEEJI(ド・ヒジ)×LEE DAEEUN(イ・ダウン)
 
 
ヒジ:今回視覚障害者の方を主人公にした映画の撮影とゼミ研究での取材を通じて、思ったより周辺には障害者の方がたくさんいらっしゃいますが、実際に会って話す機会や場所が非常に足りないと思いました。ダウンさんはどうですか?
 
ダウン:そうですね。 周りには多いですが、実際の生活中でのお会いできる機会がとても少ないと思います。特定の場所だけに密集しているからではないでしょうか? 福祉施設や障害学校のような…
 
 
ダウン:人々は自分と少しでも違えば警戒して忌避しようとするので、障害者の方々は自然に福祉施設や障害学校に行くことになるからと思います。
 
ヒジ:しかし、最近は障害学校の数も足りず、一般学校で特殊クラスを作って障害児童を受け入れていると聞きましたが、違いますか?
 
ダウン:あ、結構多くの人々が特殊学生に対して一般的に障害学生のように身体的に不自由な人を指す用語として知っている場合が多いと思います。しかし、実際には教育学的に特殊教育学概論ということを見れば、特殊児童とは障害児童だけでなく英才児童も含んでいます。私も授業を受ける前は特殊児童といえば障害児童を先に思い浮かべていたので、英才児童も含まれるという話を聞いた時はとても驚きました。また、学校でいう特殊クラスは、ほとんど障害児童のためのクラスとして多く表現されるので、特殊児童といえば障害児童を思い浮かべる一般化になったのだと思います。
 
ヒジ:わぁ、本当に不思議ですね! 初めて知りました。英才児童も特殊児童に含まれますね! そう考えてみると、英才も障害者も考える視点とアプローチが特別なので、同じ特殊児童と言えますね。 考えてみると、私の高校にあったバラクラスが特殊クラスだと言えますね。私が通っていた高校に成績優秀学生のための自習室のような教室がありましたが、指す名前が違うだけで特殊クラスだと言えますね。
 
ダウン:そうです。 私たちが受けた教育改正案の中でも特殊授業がありました。成績別に上、中、下に区分して教室を分けて授業をしていたことも特殊教育であり差別だと言えますと考えます。 特殊、特別だという言葉に障害者の方々を閉じ込めて考えているので、皆が同じように特殊、特別だということを忘れてしまうのではないでしょうか?
 
ヒジ:そうですね。 特殊で特別な存在であることは皆同じだと言うことと変わりないですね。
 
ダウン:はい。みんなが同じ人間にあるって言うことを忘却してしまい、無意識に差別・区分をしていたのかもしれません。皆んなが同じ人で少し異なる特徴を持っているだけなのに、その少しの異なりが大きく拡大され、色眼鏡をかけて眺めていたのかもしれません。
 

 
 
 
 
 
DO HEEJI×LEE DAEEUN
 
 
 
희지제가 이번에 시각장애인분을 주인공으로 영화 촬영과 개인연구로 취재를 하면서, 생각보다 주변에는 장애인분들이 많이 계시는데, 실제로 만나고 이야기 있는 기회나 장소가 턱없이 부족하다고 생각하였는데 다은씨도 그렇게 생각하시나요?
 
다은: 맞아요. 생활 속에서 있는 기회가 매우 적은 같아요. 특정 장소에만 많이 밀집되어 있어서 그런 것이지 않을까요? 복지시설이나 장애학교같은

희지: 그러고 보니 그렇네요. 저도 ,고등학생 때는 복지시설에서 가끔 휠체어를 쓰시는 분이나 청각장애인분들을 있어 이야기 있는 기회가 몇번 있었는데 외에는 어려운 같아요. 좋지 않은 인식이 변화하려면 직접 이야기해보고 만나봐야 하는 것이 가장 좋은데 그게 어려울까요?
 
다은: 사람들은 자신과 조금이라도 다르면 경계하고 기피하려고 하다보니 장애인분들은 자연스럽게 복지시설이나 장애학교로 가게 되는 거라고 생각해요.
 
희지: 하지만, 최근에는 장애학교의 수도 부족하여 일반학교에서 특수반을 만들어 장애아동을 받아주고 있다고 이야기를 들었는데 아닌가요?
 
다은: , 그전에 특수학생에 대해 일반적으로 장애학생과 같이 신체적으로 불편한 사람을 지칭하는 용어로 알고 있는 경우가 많을 것이라 생각합니다. 실제론  교육학 적으로 특수교육학론이라는 것을 보면 특수아동이란 장애아동 뿐만이 아닌 영재아동도 포함하고 있습니다 또한 수업을 듣기 이전에는 특수아동이라고 하면 장애아동을 먼저 떠올렸기 때문에 영재 아동도 포함된다는 이야기를 들었을 때에는 많이 놀랐습니다. 또한, 학교에서 말하는 특수반은 대부분 장애 아동들을 위한 반으로 많이 표현되기때문에 특수아동이라고 하면 장애아동을 떠올리는 일반화가 것이라고 생각합니다.
 
희지: 너무 신기한걸요! 처음 알았어요. 영재아동도 특수 아동에 포함이 되는 군요! 그렇게 생각해보면, 영재도 장애인도 생각하는 시점과 접근하는 방식이 특별한 것이니까 같은 특수아동이라고 있겠네요. 생각해보면 고등학생 있었던 장미반이 특수반이라고 있겠네요. 제가 다녔던 고등학교에 성적우수학생들을 위한 자습실과 같은 개념의 교실이 있었는데, 지칭하는 이름만 다를 특수반이라고 있네요.
 
다은: 그렇죠. 저희들의 교육개정안 중에 특정 수업은 성적 별로 , , 하로 구분하여 교실을 나누어 수업을 하던 것도 특수교육이고 차별이라고 있죠. 특수, 특별하다는 말에 너무 장애인분들을 가둬 생각하고 있어서 모두가 똑같이 특수,특별하다는 잊어버리는 것은 아닐까요?
 
희지: 그렇네요. 특수하고 특별한 존재인 모두가 다름이 없는데 말이죠.
 
다은: 정말 무의식적으로 차별 구분을 하고 있었던 것일지도 모르죠. 같은 사람이고 조금 특징적인 가지고 있을 뿐인데 특징이 크게 확대되어 색안경을 끼고 바라보고 있었을지 몰라요.

プロフィール
LEE DAEEUN
韓国
KYUNGNAM UNIVERSITY 数学教育学科 在学中。


八方さんとのインタビュー

 
ヒジ:今回撮影とインタビューを快く許してくださって本当にありがとうございます。よろしくお願い致します。
 
八方:こちらこそよろしくお願いいたします。
 
ヒジ:何をお仕事されているのかなどの簡単な自己紹介お願いします。
 
 
八方:現在、私は鍼灸マッサージを仕事にしています。今までは病院義務で約25~6年やって、その後、はりの方の治療院でバイト行って、その後は大手の会社で社員さんだけができる福利厚生のところでヘルスキーパーとして仕事をやりましたが、2年前に定年しました。その後、去年、自宅で開業しました。
 
ヒジ:アイメイトを初めて会ったのはいつですか?
 
八方:初めての子は約21年前に会いました。もう4頭目になりました。
 
ヒジ:今までアイメイト(盲導犬)とあった面白かったことや記憶に残るエピソードなどがありますか?
 
八方:今までの子、全部性格が違くて面白かったですね。1頭目は本当しっかりした子でちゃんと誘導してくれる子でした。2頭目はキャピキャピなギャルみたいな子で、楽しいでした。3頭目は男の子だったんですけど、ちょっとビビリくんで、”僕ここはちょっと怖いんだけど~”って感じの子でした。3頭目の子は面白いエピソードが多かったですね。警察のお巡りさんが立ってたり、棒を持って立ってたりするともう後ずさりしていたりとかしても、大丈夫よって言って”行こう行こう”ってすると”じゃ、一緒に行く”って感じでついて一緒に歩いてくれたりしてくれる子でした。
 
ヒジ:アイメイトのホームページにあるインタビューでスキューバ・ダイビングが趣味って言う話を見たんですが、スキューバ・ダイビングを始まったきっかけはなんですか?
 
八方:1頭目のパピーウォーカーが誘ってくれた感じですね。1頭目のパピーウォーカーが沖縄にいってて、パピーウォーカーの知り合いから面白いよ、楽しいよって誘って始めましたね。最初は視覚障害者なのに大丈夫かなって心配したんですけど、手伝ってくれるシステムがあってやってみたらやはり面白いなー、海の中には色んな触れるものがあるっていいなって思って始まりましたね。私が沖縄でスキューバ・ダイビングやってるところは視覚障害者意外に車椅子を使う方と少し体が不便な方たちをサポートしてくれるところです。
 
ヒジ:アイメイト協会を知るようになったきっかけは何ですか?
 
八方:私が持ってる病気名は”網膜色素変性症”で、だんだん視野が狭くなっていく病気で最後は全盲になってしまう病気で、治すことができないです。その病気になって、個人病院でリハビリ仕事行ってた時、そこの院長が盲導犬をもらってきたらどうだって言ってくれたのがきっかけですね。
 
ヒジ:八方さんにとってアイメイトはどんな存在ですか?
 
八方:私の大切なパートナーですね。本当に一心同体で、だからこそちゃんと触れ合ったりとか、ちゃんとケアしながら、コンタクトをとってやっていかないと会うの呼吸にはならないのね。今の子はやっと1年にたつので、まだこれから呼吸をあっていきます。アイメイトは私によって命と同じなので道でアイメイトを可愛いって声かけたり、アイコンタクトすると私が危なくなるので、静かに見守ってほしいですね。