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素直

 
世界の愛され者猫。僕も猫の虜になった1人、僕が猫が好きなのは随分前からなのは理解はしていたがいつからなぜ猫が好きなのかを真剣に考えた事はなく今回のプロジェクトを通してどうして自分が猫が好きなのかはじめて理由を考えた。そして猫のわがままな性格や素直な生き方に人間にはない猫の魅力を感じていて憧れに近い感情を抱いている事に気付けた。好きなものや好きなこと好きな人に理由をつけて思いを馳せる事などほとんどなかったが必ず好きという感情にはきっかけや理由があると思う。誰がなんと言おうと自分が好きと思えるもの好きなこと好きな人を大切にしていきたい。またぜひしてもらいたい。猫はとても素直だ。自分の好まないものには全く興味もなく興味があるものだけには他の誰にも譲らないぞ、という姿勢が行動や仕草に表れる。誰でも好きな物はある。沢山は要らない、好きな気持ちを素直に生活に添えるだけでもっと強い生き方が出来るはず。僕ら人間少し忙しなく生き過ぎな気がする、もっとのんびり伸び伸びと猫みたく素直に歩めばその先に自分らしさ、個性という力強いエネルギーに出会えると思う。
猫を好きになり猫の素直な生き様に学びそして僕はこの先もずっと猫が好きだ。
 
テキスタイルを学んでいる身として自分らしさを映像作品に残す為に手作り羊毛フェルト猫じゃらしを用いた映像を提案。
猫の好きなボールの形や魚の形をした羊毛フェルト猫じゃらしから市販の猫じゃらしにも見られる動きがよく出るのものから少し気味の悪い人間の姿に似た羊毛フェルト猫じゃらしまで様々な種類のものを製作。
現在猫を飼っていないので猫と離れてしまった距離を市販の猫じゃらしではなく自らの手で作った猫じゃらしを製作、使用する事で多くの人とは違った心を込もった触れ合いの時間を撮影できると思う。また自ら製作する事で猫が何色の何が好きなのかを知れる実験映像にもなる事も兼ねている。



川村 直

2000年8月4日 香川県出身
高校時代3年間漆芸を学び伝統工芸品の魅力に触れ魅せられ伝統工芸の繋がりでテキスタイルデザインを知る。高校時代から着物の模様を好んでモチーフに選んでいた事もあり織り物や染り物に興味関心がありより深くテキスタイルデザインを学ぶ為に東京造形大学に入学。
テキスタイルデザインの中でも織り物に興味関心があり伝統を生かすと共に柔軟な発想を大切にテキスタイルデザインを製作している。現在漆とレザーを用いた「螺鈿織り」の作品を製作しており自分が体験経験した上で感銘を受けた漆芸とテキスタイルデザインのハイブリッドの提案を今年の目標としている。最近の私生活ではTシャツをパターンから製作しており一番親しみのある服でありけれどなぜか服の中では優先順位の低いイメージのあるTシャツだからこそ拘りを詰め込みたいと思い楽しく実験的な服作りをしている。そこでも存分に猫を用いたシルクスクリーンプリントやパッチワークなどを用いる製作予定。